はじめに
日本ではなじみが薄いですが、欧米では資産を形成する上での大きな要素の一つとして絵画投資がポートフォリオに組み込まれています。絵画等の美術品は、毎年コレクターや美術館によって購入され、市場における絶対数は年々減少していくので、時の経過とともに需給バランスが逼迫することが避けられません。
クラシックカーや高級ワインでも、毎年たくさんの人々に愛用され、飲まれるに従い在庫や流通量が減少し、遂には年代物となり値段が高騰していきます。それと同様に美術品としての絵画は年を追うごとに価値が高まり、資産として益々評価されていくと考えられています。
絵画の価格は一般人にはなかなか分からないものでしたが、最近はオークションデータを公表するところもあり、絵画の価格に透明性が増しています。こういった背景により、絵画ファンは増加傾向にあり、絵画投資は有望な投資先としても浮上してきています。